「私は私の人生を生きている」と思っていても、ふとした瞬間に、親と同じような言動をしていたり、親が望むような人生を歩んでいたりすることはありませんか?
良くも悪くも、親の影響は想像以上に私たちの深い部分に根づいています。
気づかぬうちに親の生き方をなぞっている
私自身も以前は、「無理」「どうせダメ」「できっこない」が口ぐせでした。いつもどこかで物事をネガティブに捉えていて、自分に自信が持てない状態でした。
でも振り返ってみると、その言葉は私自身のものではなく、母の口ぐせだったことに気づいたんです。
母から受け継いだ“あきらめ”の習慣
私の母は、昔 着物教室に通い「着付けの資格を取りたい」と言っていたことがあります。私は子どもながらに「頑張ってみたらいいのに」と励ましたのですが、返ってくるのはいつも「いや、無理よ、私なんて…」という言葉でした。
その姿を見て、私は「なんとかしてあげたい」と思いながらも、どうにもできないもどかしさと、自分の無力さを感じていました。
祖母もまた、同じ言葉を繰り返していた
実は、母の母――私の祖母もまた、似たような傾向を持っていました。「私は何のために生きてきたのかしら」と呟き、いつも自分を卑下しているような人だったのです。
でもその祖母は、書道の師範資格を持ち、90歳になってもLINEを使いこなせるような人。能力はあるのに、心のどこかで自分を否定してしまう。そんな思考のクセが、三世代にわたって受け継がれていたのかもしれません。
気づいた瞬間、呪いは溶けていく
これこそが「親の呪い」だと思いました。
でも大切なのは、それに気づくことです。気づくことができれば、私たちはそこから自由になることができます。
生きにくさの正体は、親の価値観かもしれない
人は誰でも、親からの影響を受けています。そしてそれが、「自分らしさ」や「生きやすさ」を奪っていることに気づいていないこともあります。
今、もし何か生きにくさを感じているなら、その根っこにあるものを見つめてみてください。幼い頃に見た親の背中、聞いた言葉、それが今のあなたの思考や行動を無意識に縛っていることがあるのです。
本当の自分を取り戻すために
親の言葉や価値観は、愛情ゆえだったかもしれません。でも、それが今のあなたを苦しめているなら、もうその“呪い”は手放してもいい。
気づいた今が、あなたの人生を変えるタイミングかもしれません。
まずは、幼少期の記憶をゆっくり思い出してみてください。
あなたの中に残っている「違和感」や「生きづらさ」の正体が、そこに隠れているかもしれません。
